ロンドン滞在を終え、次の目的地ニューヨークへ向かいます。
搭乗するのは、ロンドン・ヒースロー空港を午前9時35分に出発するブリティッシュ・エアウェイズ(BA)のファーストクラス。
前夜は朝の移動で慌てないよう、空港近くのシェラトン・ヒースローホテルに宿泊しました。

ホテルから空港へ移動し、向かったのはターミナル5にあるファーストクラス専用チェックインエリア「The First Wing(ザ・ファースト・ウィング)」です。
専用カウンターでチェックインし、その先に続く専用保安検査場を通り、Galleries First Lounge(ギャラリーズ・ファースト・ラウンジ)へ。
パリのシャルル・ド・ゴール空港からBAに搭乗したときには、どこか“よその空港に間借りしている”ようなアウェイ感がありました。
しかし、ここヒースロー空港ではまるで別の航空会社のよう。
案内表示からチェックイン、保安検査、ラウンジへと続く動線まで、すべてにBAの世界観が行き届いています。ブリティッシュ・エアウェイズが、貫禄と気品に満ちあふれているようにさえ見えました。
今回は、ヒースロー空港で利用したThe First WingとGalleries First Lounge、そして、本当は入る資格があったコンコルド・ルームを利用しなかった痛恨の失敗まで、正直にお伝えします。

BAの本拠地・ヒースロー空港ターミナル5へ
ブリティッシュ・エアウェイズは、ヒースロー空港のターミナル3とターミナル5を使用しています。
今回のニューヨーク便が出発するのは、BAの主要拠点であるターミナル5です。
前泊したシェラトン・ヒースローホテルからHotel Hoppa(ホテル・ホッパ)を利用し、ターミナル5へ向かいました。
ホテルを出発したのはHotel Hoppa(ホテル・ホッパ)午前6時13分の始発。空港には午前6時20分過ぎに到着しました。
前日に空港の近くまで移動していたおかげで、朝9時35分発の便でも慌てることなく出発できました。大きなスーツケースを持つ60代の一人旅では、この心の余裕が何よりありがたく感じます。

The First Wingでチェックイン
ターミナル5に到着して向かったのが、南側にある「The First Wing」です。

The First Wingは、通常のチェックインエリアとは分かれたBAの上級顧客向けエリア。利用できる主な対象者は、次のとおりです。
- ブリティッシュ・エアウェイズのファーストクラス搭乗者
- British Airways ClubのGoldメンバー
- oneworldのEmerald会員
私は今回、BAファーストクラス搭乗者として利用しました。

専用カウンターから専用保安検査場へ
The First Wingには、専用チェックインカウンターと2つの専用保安検査レーンがあります。
チェックインを済ませたあと、一般の出発ロビーへ戻る必要はありません。そのまま専用保安検査場へ進み、検査を終えるとラウンジへ続く専用通路に出ます。
チェックイン、保安検査、ラウンジがひと続きになった、実にスムーズな動線でした。


初めてのBAファーストクラス、しかも一人。もちろんうれしいのですが、それ以上に緊張していた私。
「ここで合っているかしら」
「次はどちらへ行けばいいのかしら」
そんなことを考えながら、周りの様子を確認して進むだけで精いっぱいでした。
BAファースト搭乗者が利用できる2つのラウンジ
The First Wingの専用保安検査を通過すると、ターミナル5A南側にあるラウンジへ直接アクセスできます。
BAファーストクラス搭乗者が利用できる主なラウンジは、次の2つです。
- Concorde Room(コンコルド・ルーム)
- Galleries First Lounge(ギャラリーズ・ファースト・ラウンジ)
名前だけを見ると、どちらも同じような「ファーストクラスラウンジ」に思えます。しかし、利用資格とサービスには違いがありました。
| 比較項目 | Concorde Room | Galleries First Lounge |
|---|---|---|
| 日本語表記 | コンコルド・ルーム | ギャラリーズ・ファースト・ラウンジ |
| 場所 | ターミナル5A南側・保安検査後 | ターミナル5A南側・保安検査後 |
| BAファースト搭乗者 | 利用可能 | 利用可能 |
| BA Club Gold | 一定の高いティアポイント条件を満たす会員など | 利用可能(同伴者1名) |
| oneworld Emerald | 原則、会員資格だけでは利用不可 | 利用可能(同伴者1名) |
| 主な特徴 | ウェイターサービス、季節のアラカルト料理、プライベートダイニングブースなど | シャンパンバー、Goldバー、ビュッフェ、仕事・休憩スペースなど |
※利用資格や営業時間は変更されることがあります。旅行前にBA公式サイトで最新情報をご確認ください。
最上位の「コンコルド・ルーム」とは?
コンコルド・ルームは、ヒースロー空港ターミナル5にあるBA最上位のファーストクラスラウンジです。
BA公式サイトでは、「最も豪華なファーストクラスラウンジ」と案内されています。
利用できるのは、主に当日BAの定期便ファーストクラスへ搭乗する人。Galleries First Loungeよりも対象者が限られた特別な空間です。
ラウンジ内には、次のような設備やサービスがあります。
- ウェイターによるフルサービス
- 季節のアラカルトメニュー
- 落ち着いて食事ができるプライベートダイニングブース
- シャンパンやワイン
- プライベートカバナ
- ビジネススイート
- コンコルドに関する展示
2025年の改装では、テラスエリアに実物のコンコルド機のノーズ部分も展示されました。
……と、ここまで調べて、私はあとから大きな事実に気づきました。
今回の私は、このコンコルド・ルームを利用できる資格があったのです。
痛恨の失敗|入れたのにコンコルド・ルームへ行かなかった
私はBAのファーストクラスに搭乗するため、本来ならコンコルド・ルームを利用できました。
ところが、実際に入ったのはGalleries First Loungeだけ。
The First Wingでチェックインし、専用保安検査場を通る。それだけでも初めてのことばかりで、すっかり緊張していました。
保安検査を抜け、「ファーストクラスラウンジへ入れた!」と安心した時点で、私の中ではもう大仕事を終えた気分。
ウェイターによるフルサービスでの食事提供もありましたし、通りすがりに見たダイニングブースもてっきりコンコルドルームのプライベートダイニングブースだと思ってしまいました。
この記事を書くにあたり調べ直していたら、「あれ?」もしかしてコンコルドルームまで辿り着いてないのでは?という事実が発覚しました。
ファーストクラスの搭乗券があれば利用できたコンコルドルーム「ああ、もったいない!」。
世界一周の旅で、そう何度もあるとは思えないBAファーストクラス。せっかくの機会だったのに、これは痛恨の失敗です。
私と同じ失敗をしないために
BAファーストクラスでヒースロー空港ターミナル5から出発する方は、次のことを覚えておいてください。
「First Lounge」の表示を見つけて安心せず、「Concorde Room」の入口も探す。
分からなければ、搭乗券を見せてスタッフへ、
“Where is the Concorde Room?”
と尋ねれば大丈夫です。
「コンコルド・ルームはどこですか?」という、とても短い英語です。次に機会があれば、私も迷わず聞きます。
Galleries First Loungeへ
私が実際に利用したのは、Galleries First Loungeです。
コンコルド・ルームへ行かなかったことは残念でしたが、Galleries First Loungeも十分に上質で、ファーストクラス搭乗前の時間をゆったり過ごせる空間でした。

Galleries First Loungeの利用資格
主な利用対象者は次のとおりです。
- BAファーストクラス搭乗者
- BA Club Goldメンバーと同伴者1名
- oneworld Emerald会員と同伴者1名
つまり、Galleries Firstという名前ではありますが、利用者全員がファーストクラス搭乗者とは限りません。
一方、コンコルド・ルームは、原則として実際にファーストクラスへ搭乗する人など、さらに利用資格が絞られています。この違いは何となく知っていたにも関わらず、今回は残念です。
Galleries First Loungeの雰囲気
ラウンジへ入ると、空港のにぎわいから少し離れ、落ち着いた時間が流れていました。
クリスタルのシャンデリア、英国らしいファブリック、アート作品、時間帯に合わせた照明。BAの公式資料に書かれているとおり、華やかさの中にも落ち着きのある空間です。

何とも素敵な席を確保できてしまったため、満足してしまったのです。
パリの空港で感じたアウェイ感とは違い、ここでは「これがBAの本拠地なのだ」と実感しました。
目立つ豪華さを競うというより、英国らしい落ち着きと気品を大切にした空間。これからニューヨークへ向かう前の時間まで、旅の一部として楽しめました。
食事と飲み物|朝の出発前にひと休み
Galleries First Loungeには、食事を取れるエリアやシャンパンバー、Goldバーなどがあります。
私が訪れたのは朝の時間帯。
コンコルドルームでなくてもウェイターのフルサービスを受けることができましたし、少し離れた所には落ち着いて食事ができそうなダイニングブースも見受けられました。
パシャパシャと写真を撮ることも憚られるほどの雰囲気で写真少なめです。笑😄
ビュッフェは、見つけらなかったこともあり、サーブされた朝食で充分だったこともありで、利用しませんでした。

美味しい機内食が待ってるので、ウェルカムドリンクのオレンジジュースと紅茶とヨーグルト(グラノーラ)のみにしておこうと思いつつ、エッグベネディクトの誘惑に負けてしまいました。笑😄
食事は美味しくないと言われるロンドンですが、美味しかったですよ。


ファーストクラス搭乗前だからといって、必ずしも飛行機へ乗る前から緊張する必要はないのですが、このときの私はまだ少しそわそわしていました。
それでも、静かな席で飲み物をいただき、搭乗時刻を確認しながら過ごせたことで、ようやく気持ちが落ち着いてきました。
コンコルド・ルームには行きそびれましたが、Galleries First Loungeだけでも、私には十分すぎるほどのおもてなしでした。
ラウンジでは搭乗口までの時間に注意
ヒースロー空港のターミナル5はとても広く、搭乗口が5Bや5Cにある場合は、メインターミナルの5Aから移動が必要です。
特に5Cまでは時間がかかるため、ラウンジでくつろぎすぎないよう注意が必要です。
BA公式サイトでは、5Cからの出発となる場合、飛行機に乗り遅れないよう、5Aまたは5Bのラウンジを出発時刻の少なくとも40分前には出るよう案内しています。
私の搭乗口は「搭乗口・C55」 ラウンジから電車での移動が必要でした。

ラウンジに入ったら最初に、次の3点を確認しておくと安心です。
- 搭乗口はどこか?と、移動方法
- ラウンジから搭乗口まで何分かかるか
- 搭乗開始時刻は何時か
60代一人旅で初めて利用して感じたこと
ファーストクラス専用カウンターへ一人で向かい、英語で手続きをして、専用保安検査場からラウンジへ。
こうして文章にすると、とても優雅に進んだように見えます。
けれども実際の私は、場違いではないかしら、入口を間違えていないかしらと、内心ずっと緊張していました。
その緊張のせいで、コンコルド・ルームを逃すという失敗までしました。
それでも、The First Wingからラウンジまでの流れは分かりやすく、スタッフの対応も落ち着いています。分からないことは搭乗券を見せて尋ねれば大丈夫です。
海外のファーストクラスラウンジは、旅慣れた人だけの場所ではありません。
60代の一人旅でも、利用資格があるのなら遠慮せず、用意されているサービスを楽しんでよいのです。
今回の失敗を経て、次からは「私が入ってもいいのかしら」ではなく、**「せっかくの機会だから、きちんと調べて楽しもう」**と思えるようになりました。
まとめ|失敗も含めて忘れられないBA本拠地のラウンジ体験
ヒースロー空港ターミナル5で体験した、BAファーストクラス専用のチェックインとラウンジ。
The First Wingのチェックインカウンターから専用保安検査場を通り、そのままラウンジへ続く流れは、とてもスムーズでした。
そしてGalleries First Loungeでは、BAの本拠地らしい貫禄と英国らしい気品を感じながら、ニューヨークへ向かう前の時間を過ごすことができました。
本来利用できたコンコルド・ルームへ行かなかったのは、なんとも惜しい失敗です。
でも、これも一人旅の思い出。
「ファーストクラスラウンジへ入れた」というだけで安心せず、利用できるラウンジの名前と違いまで事前に確認すること。この経験をお伝えすることで、これからBAファーストクラスへ搭乗する方が、私と同じ失敗をせずに済めばうれしいです。
いよいよ次は、BAファーストクラスでロンドンからニューヨークへ向かいます。
British Airways(BA)ファーストクラス搭乗記をUP予定ですので、お待ちいただけると嬉しいです。
それでは、また( ◠‿◠ )

コメント