前回ご紹介したのは、今回の世界一周で一番安くて、一番狭かった部屋。
そこからホテルを移動し、ロンドンで次に2泊したのが「Sheraton Grand London Park Lane(シェラトン・グランド・ロンドン・パークレーン)」です。
同じロンドンでも、今度のお部屋はキングサイズのベッドにバスタブ付き。窓の向こうにはグリーンパークが広がっていました。
地下鉄やバスに乗るにも便利。バッキンガム宮殿へは、目の前の公園を歩いていけば到着。そして、マリオット・ボンヴォイのプラチナエリート特典でクラブラウンジも利用できました。
結論から言うと、散歩好きの私にとって、ロンドン観光の拠点にぴったりのホテルでした。

今回は、アップグレードしていただいたグリーンパークビューのお部屋、物価高のロンドンでありがたかったラウンジ、そして退職記念の旅に届いた思いがけないプレゼントまで、実際に泊まった感想を正直にお伝えします。

シェラトン・グランド・ロンドン・パークレーンとは?
まずは基本情報から。
| ホテル名 | Sheraton Grand London Park Lane |
|---|---|
| 場所 | ロンドン・メイフェア地区(Piccadilly, London W1J 7BX) |
| アクセス | 地下鉄グリーン・パーク駅から徒歩約5分 |
| 宿泊日 | 2026年2月末(2泊) |
| 宿泊料金 | 2泊合計 564.90英国ポンド/117,971円(税込) ※2026年2月末に実際に引き落とされた金額 |
| 予約した客室カテゴリー | デラックス・クイーン(予約時)→ スーペリア・キング・パークビューへアップグレード |
| 客室面積 | 約30㎡ ※スーペリア・キング・パークビューの目安。客室により広さが異なる場合があります |
| ベッドのサイズ | キングサイズ(予約時はクイーンサイズ) |
| 朝食の有無 | あり(マリオット・ボンヴォイのプラチナエリート特典により、クラブラウンジで朝食) |
| 予約サイト | マリオット公式サイト |
| 部屋数 | 303室 |
| 特徴 | グリーン・パークを望むメイフェア中心部の立地と、1920年代を思わせるアールデコ様式の内装が特徴。クラブラウンジも備える5つ星ホテル |
シェラトン・グランド・ロンドン・パークレーンは、ロンドンの高級地区メイフェアにある5つ星ホテルです。
1920年代に開業した建物にはアールデコの雰囲気が残り、館内は落ち着きがありながら華やか。目の前にはグリーンパーク、その先にはバッキンガム宮殿があります。
今回の宿泊料金は、2泊合計564.90英国ポンド/117,971円(税込)。2026年2月末に実際に引き落とされた金額です。
ロンドンのホテル代として驚くほど高いわけではない……と言いたいところですが、日本円にすると、やはりなかなかのお値段です。それでも、立地やお部屋、ラウンジ特典まで含めて考えると、私にとっては満足度の高い滞在になりました。

一番の推しは、散歩好きにはたまらない立地
このホテルの一番の推しポイントは、なんといってもロケーションです。
最寄りの地下鉄グリーン・パーク駅から徒歩約5分。周辺にはバス停も多く、地下鉄でもバスでも移動しやすい場所にあります。
でも、私がそれ以上にうれしかったのは、グリーンパークがホテルの目の前にあることでした。
グリーンパークを横切れば、バッキンガム宮殿
ホテルを出れば、すぐ目の前に緑。グリーンパークを散歩しながら横切ると、バッキンガム宮殿へ到着します。
「観光地へ移動する」というより、朝の散歩の続きをしていたら、バッキンガム宮殿に着いたような感覚。散歩好きには、これ以上ない立地です。




ロンドンの公園を、歩いてはしご
歩けるのはグリーンパークだけではありません。
- セント・ジェームズ・パーク
- ハイド・パーク
- ケンジントン・ガーデンズ
- ケンジントン宮殿
ホテルを起点に、ロンドンを代表する公園を散歩し放題です。
緑の中を歩いていると、ここが大都会ロンドンの中心部だということを忘れそうになります。
さらに、ウェストミンスター寺院、ビッグ・ベン、ロンドン・アイといった名所も徒歩圏内。ミュージカル劇場が集まるウェストエンド方面へも歩き、ソンドハイム・シアターまで行きました。
さすがに観劇後の帰り道は、歩かずにバスを利用。行きは街を眺めながら歩き、疲れた帰りはバス——こんな使い分けができるのも、この場所の便利なところです。
そして、ホテルから数軒隣には日本国大使館があります。旅先で日本の国旗を見ると、それだけで少し安心するのは私だけでしょうか。



12時に到着。ラウンジで休んでいたら、もうお部屋へ?
ホテルの通常のチェックイン時刻は午後3時から。
私がホテルに到着したのは、お昼の12時ごろでした。まだチェックインには早いので、スーツケースだけ先に預かってもらい、そのまま観光へ出かけるつもりでした。
ところが、スタッフの方から、
「ラウンジはご利用いただけますよ」
とのうれしいご案内が。
それならばと、観光へ出る前に少し休憩することにしました。ちょうど軽食の時間だったので、ラウンジでコーヒーとクッキーをいただきながら、ほっとひと息。
すると、くつろぎ始めて間もなく、ホテルのスタッフの方がわざわざラウンジまで私を探しに来て、お部屋の準備ができたことを知らせてくださいました。
そして、午後12時30分にはお部屋へ入ることができたのです。
本来のチェックイン時刻より2時間半も早く、長旅の荷物をお部屋に置けたのは本当に助かりました。早めの入室は空室状況などによるため、いつでも受けられるサービスではありません。それでも、準備ができ次第すぐに知らせてくださった心配りが、とてもうれしかったです。
デラックス・クイーンからパークビューの部屋へアップグレード
予約したのは「デラックス・クイーン」でしたが、チェックイン時には、キングベッドの「スーペリア・キング・パークビュー」と思われるお部屋へアップグレードしていただきました。
宿泊したのは311号室です。
アップグレード後の正式なカテゴリー名は予約記録で確認できなかったのですが、キングサイズのベッドとグリーンパークビューという特徴が、公式サイトの「Park View Superior, King」と一致しています。


310と311の部屋に入る前に、もう1枚共同の扉がありました。

私は311号室でした。


窓の外はグリーンパーク
お部屋に入って、まず目を引いたのが窓の外の景色です。
目の前に広がるのはグリーンパーク。ロンドン中心部のホテルなので、もっと車や人の往来を感じる、せわしない雰囲気を想像していました。
ところが実際は、窓の向こうに緑があり、ホテルを出ればすぐ散歩に出られる。都会の便利さと公園の落ち着き、その両方を味わえるお部屋でした。




キングサイズのベッドで、ゆったり
予約時はクイーンサイズでしたが、アップグレード後はキングサイズのベッド。60代の一人旅には、申し訳ないくらいゆったりです。
歩くことが多いロンドン観光。日中たっぷり歩いたあと、大きなベッドで手足を伸ばして休めるのは幸せでした。

バスタブがあるだけで、疲れの取れ方が違う
そして、私にとってありがたかったのがバスタブです。
海外のホテルではシャワーだけのお部屋も珍しくありません。でも、たくさん歩いた日の夜は、やっぱり湯船に浸かりたい。
温かいお湯にゆっくり浸かると、足の疲れがじわっとほどけていきます。世界一周のような長い旅では、豪華な設備以上に「湯船に浸かれる」ということが、体を整える大切な時間になりました。


バスアメニティはGILCHRIST & SOAMES
宿泊時のシャワーアメニティは、シェラトンでおなじみの「GILCHRIST & SOAMES(ギルクリスト&ソームズ)」でした。
この先に泊まる別のホテルでも、また登場します。
なお、ホテルの備品やアメニティのブランドは変更されることがあります。ここでご紹介しているのは、2026年2月末に宿泊したときの内容です。

ミニバーは、持ち上げるだけで課金されるタイプ
冷蔵庫を開けると、飲み物が並んでいました。
ただし、こちらは商品を持ち上げると自動的に料金が加算されるセンサー式のミニバー。「これ、何だろう?」と気軽に持ち上げるのは危険です。
私は見るだけにして、触りませんでした(笑)。
持参した飲み物を冷やしたい場合も、空いている場所へ勝手に入れる前に、ホテルへ確認したほうが安心です。


コンセントはBFタイプ。変換プラグを忘れずに
イギリスのコンセントは、3本の角形ピンが付いたBFタイプです。日本の電化製品は、そのままでは差し込めません。
スマートフォンやカメラを充電するために、BFタイプ対応の変換プラグを忘れずに持っていきましょう。
なお、変換プラグは差し込み口の形を変えるものです。ドライヤーなどを日本から持参する場合は、対応電圧も必ず確認してください。
私はカシムラの全世界対応の変換プラグを便利に使わせてもらってます。

その他、ドライヤーやバスローブはもちろん、雨が多いロンドンならではでは傘がクローゼットにかかっていました。


退職記念と伝えたはずが……届いたのは「Happy Birthday」
今回、マリオット公式サイトで事前にウェブチェックインをした際、ホテルへこんな思いを伝えていました。
長年働いてきて、退職記念として旅をしています。やっと時間ができたので、世界を旅しています。こちらのホテルでも素敵な時間を過ごしたいです。
お願いごとをしたつもりではありません。ただ、今の自分にとって、この旅がどんな意味を持つのかを少し知ってもらえたら——そんな気持ちでした。
すると、お部屋に手書きのメッセージを添えたケーキが届けられたのです。
「まあ、うれしい!」とケーキを見ると、お皿にチョコレートで書かれていたのは——
Happy Birthday

あれ? 退職記念の旅と伝えたつもりだったのですが、なぜかお誕生日のお祝いになっていました(笑)。
ちょっとした行き違いに、思わず笑ってしまいました。でも、私が事前に書いたメッセージを読んで、「何かお祝いを」と心を寄せてくださったことが何よりうれしかったです。
添えられていた手書きのカードにも、旅を歓迎する温かな言葉が書かれていました。お祝いの理由は少し違っていたけれど、そのお気持ちはしっかり伝わってきました。
長年の仕事を終えて、ようやく始めた世界一周。一人旅の部屋で受け取った「Happy Birthday」のケーキは、ちょっと笑えて、ほっこりうれしい退職記念の思い出になりました。

シェラトンクラブラウンジ
今回の滞在では、マリオット・ボンヴォイのプラチナエリート特典で、エグゼクティブラウンジ「シェラトンクラブラウンジ」を利用できました。
公式案内では、ラウンジを利用できるのは次の宿泊者です。
- クラブラウンジアクセス付きの客室・スイート宿泊者
- マリオット・ボンヴォイのプラチナ、チタン、アンバサダーエリート会員(同伴者1名まで)
物価の高いロンドンで、朝食や夕方の軽食をラウンジでいただけるのは、本当にありがたい特典でした。
ラウンジはグラウンドフロア
シェラトンクラブは、ホテルのグラウンドフロア(日本でいう1階)にあります。
入口でルームキーをかざして入室します。入ってすぐの場所に受付デスクのようなスペースはありましたが、私が利用したときは、受付スタッフが常駐している様子ではありませんでした。
かしこまった雰囲気ではなく、一人でも気兼ねなく利用できました。


朝食は種類が多く、朝も夜もオレンジジュースをおかわり
私が宿泊した2026年2月末の朝食提供時間は、午前7時から午前11時まででした。
朝食は種類が多く、どれもおいしかったです。特に気に入ったのが、オレンジジュース。思わずおかわりしてしまいました。
ホテルの朝食は、少しずつ好きなものを選べるのが楽しいですよね。観光前にしっかり食べられたので、朝から元気に歩き出せました。

夜はリゾットがお気に入り
宿泊時の夕食・イブニングサービスは、午後5時30分から午後8時30分まででした。
夜も料理の種類が多く、私が特においしいと思ったのはリゾットです。
ロンドンで外食をすれば、食事代もなかなかのもの。観光から戻ったあと、ホテル内で落ち着いて食べられるのも助かりました。
「ラウンジの軽食」と思っていましたが、私には十分満足できる内容でした。






※ラウンジの提供時間や内容は変更されることがあります。上記は2026年2月末の宿泊時の情報です。利用前にホテルの最新案内をご確認ください。
実際に泊まって感じた、よかったところ・注意点
よかったところ
- グリーンパークが目の前で、散歩好きには最高
- バッキンガム宮殿やロンドンの名所へ歩いて行ける
- 地下鉄駅とバス停が近く、移動しやすい
- パークビューの客室は、ロンドン中心部とは思えない落ち着き
- キングサイズのベッドとバスタブで、歩き疲れた体を休められた
- プラチナエリート特典でラウンジと朝食を利用できた
- 到着後すぐにラウンジを利用でき、準備が整い次第、早めにお部屋へ案内してもらえた
- 「Happy Birthday」になっていたけれど、退職記念への温かな心遣いがうれしかった

宿泊前に知っておきたいこと
- ミニバーは商品を動かすと課金されるセンサー式
- イギリス用のBFタイプ変換プラグが必要
- ロンドン中心部の5つ星ホテルなので、宿泊料金は安くない
- ラウンジの営業時間や提供内容は変更される可能性がある

こんな人におすすめ
- 公園や街歩きが好きな人
- バッキンガム宮殿やウェストミンスター周辺を観光したい人
- 地下鉄とバスの両方を便利に使いたい人
- マリオット・ボンヴォイのプラチナエリート以上の人
- ホテルでは静かにゆっくり休みたい人
- バスタブのある部屋を重視する人
反対に、ホテル代をできるだけ抑えたい人や、一日中外出してホテルでは寝るだけという人には、少しもったいないかもしれません。

まとめ|ロンドンの真ん中で、緑に囲まれた2泊3日
宿泊前は、ロンドン中心部のホテルだから、もっと人や車の気配が強く、せわしない滞在になるのではと思っていました。
でも実際に過ごした2泊3日は、想像していたよりずっと穏やかでした。
窓の外にはグリーンパーク。ホテルを出ればすぐ散歩ができ、そのままバッキンガム宮殿やロンドンの名所へ歩いて行けます。
部屋に戻れば、バスタブで足を休め、キングサイズのベッドでゆったり。ラウンジでは、おいしい朝食と夕方の料理をいただきました。
そして何より心に残ったのが、手書きのメッセージと、なぜか「Happy Birthday」と書かれていたケーキです。
退職記念のつもりがお誕生日祝いになっていたのはご愛嬌。それでも、長年働いてようやく手にした自分の時間を、ホテルの方にも温かく祝っていただいたような気がしました。
立地の便利さだけではなく、ロンドンの中心で緑と人の温かさを感じられたホテル。
散歩好きの私にとって、シェラトン・グランド・ロンドン・パークレーンは「ここを選んでよかった」と思える一軒でした。

参考にした公式情報
- マリオット公式「Sheraton Grand London Park Lane」ホテル概要
※ホテルの設備、アメニティ、ラウンジの時間・料理内容は変更されることがあります。実体験に関する記述は2026年2月末の宿泊時点のものです。

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