バッキンガム宮殿の衛兵交代式を無料で見学|開催日の調べ方と場所取り【60代ロンドン一人旅】

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ロンドン観光で、一度は見てみたいと思っていたバッキンガム宮殿の衛兵交代式。

赤い制服に黒い帽子の衛兵、軍楽隊の演奏、宮殿へ向かってきびきびと行進する姿——。写真やテレビで何度も見た「これぞロンドン」という光景を、実際に目の前で見ることができました。

もっとも、私が訪れたのは2月。
衛兵さんたちは、よく写真で見る赤い上着ではなく冬用のコート姿でした。「ベアスキン」と呼ばれるイギリス近衛兵ならではの黒くて大きな帽子姿を見るだけでもテンション上がります。

しかも、バッキンガム宮殿前での見学は無料です。

ただし、毎日必ず行われるわけではありません。また、よい場所で見たいなら、早めの行動と場所取りが欠かせません。

この記事では、衛兵交代式の基本情報、開催日の調べ方、見学場所を決めるときのポイント、そして60代一人旅の私が実際に見学した日の様子を、写真とともにお伝えします。

晴天に恵まれ、寒いけど気持ちのいい日でした
目次

バッキンガム宮殿の衛兵交代式とは?

衛兵交代式は、宮殿を警備してきた「旧衛兵」から、これから任務に就く「新衛兵」へ、警備の責任を引き継ぐ儀式です。英語では「Changing the Guard」または「Guard Mounting」と呼ばれます。

華やかな観光ショーのように見えますが、もともとは宮殿警備の任務を交代するための正式な軍事儀式。英国王室の公式サイトによると、近衛兵は1660年から国王と王宮を守ってきました。

旧衛兵と新衛兵が整列し、敬礼を交わし、宮殿を守る責任の引き継ぎを象徴する「宮殿の鍵」の受け渡しが行われます。軍楽隊が伝統的な行進曲だけでなく、ミュージカルやポップスなど親しみやすい曲を演奏することもあるそうです。

開催日と時間は、日本を出発する前に必ず確認

私がいちばんお伝えしたいのは、旅行の日程を決める段階で、開催日を確認しておくことです。

衛兵交代式は毎日開催されるわけではありません。2026年8月現在、公式案内ではバッキンガム宮殿の本式は基本的に月曜・水曜・金曜の11時、ウィンザー城は火曜・木曜・土曜の11時が目安として示されています。

ただし、月によって日程が変わるほか、王室行事、軍務、悪天候などにより、直前に内容が変更・中止される場合があります。雨天時には、当日の10時45分ごろに中止が決まることもあるそうです。

「ロンドンに着いてから調べたら、滞在中は開催されなかった」ということにならないよう、日本を出発する前に公式カレンダーを確認し、できれば衛兵交代式の日を軸に観光予定を組んでおくと安心です。

英国近衛師団公式サイト・衛兵交代式カレンダー

※曜日だけを頼りにせず、必ず自分が訪れる日付が公式カレンダーに掲載されているか確認してください。当日の朝にも、もう一度最新情報を確認することをおすすめします。

(公式サイトより)スケジュールも日本語対応しててみやすい

バッキンガム宮殿とウィンザー城、どちらでも見られる

衛兵交代式は、バッキンガム宮殿だけでなくウィンザー城でも行われています。

バッキンガム宮殿

ロンドン中心部にあり、宮殿前で行われる式や、セント・ジェームズ宮殿、ウェリントン兵舎から行進してくる衛兵を見ることができます。宮殿前や沿道から見るだけなら、予約も入場料も必要ありません。

ウィンザー城

ウィンザーでは、衛兵が町の中を行進して城へ向かう様子を沿道から無料で見ることができます。ただし、城内で行われる交代式を見学するには、原則としてウィンザー城の入場券が必要です。

バッキンガム宮殿とウィンザー城では開催日が異なるため、旅程に合うほうを選べます。私は今回、ロンドン滞在中にバッキンガム宮殿で見学しました。

何時から?実は11時前から始まっている

バッキンガム宮殿前での式は11時ごろから始まり、約45分続きます。

けれども、見どころは宮殿の中だけではありません。公式案内によると、兵士たちは10時ごろからセント・ジェームズ宮殿やウェリントン兵舎に集まり、旧衛兵は10時43分ごろ、新衛兵は10時57分ごろにバッキンガム宮殿へ向けて行進します。

つまり、「11時に宮殿へ行けばよい」と思っていると、すでに大勢の観客でいっぱいになっている可能性があります。行進も含めて楽しみたいなら、余裕をもって到着することが大切です。

30分以上前から宮殿前庭での式は始まりました

無料だからこそ、よい場所で見るには早めの場所取りを

衛兵交代式は無料で見られる人気行事です。そのぶん、宮殿前には世界中から大勢の観光客が集まります。

特に宮殿の正面柵付近は、式の様子を間近で見たい人に人気です。よい場所を確保したい場合は、かなり早めに到着する必要があります。

見学場所によって、見えるものも変わります。

  • 宮殿正面の柵付近:宮殿前庭で行われる式を見やすい(私はココで見ました)
  • ヴィクトリア記念碑周辺:少し高い位置から全体を見渡しやすい
  • ザ・マル沿い:セント・ジェームズ宮殿から来る衛兵の行進を見やすい
  • バードケージ・ウォーク周辺:ウェリントン兵舎から来る新衛兵の行進を見やすい

すべてを同じ場所から完璧に見るのは難しいため、「宮殿の中の式を見たいのか」「行進を近くで見たいのか」を先に決めておくと、場所を選びやすくなります。

60代の一人旅では、長時間立ち続けることや、人混みの中で身動きが取りにくくなることも考えておきたいところです。無理に最前列を狙わず、見通しと安全を優先するのもよいと思います。

【体験談】私が見たバッキンガム宮殿の衛兵交代式

私が衛兵交代式を見学したのは、2026年2月25日。

この日は、宿泊していたシェラトン・グランド・ロンドン・パークレーンから、目の前のグリーンパークを歩いてバッキンガム宮殿へ向かいました。

ホテルから宮殿まで、公園を横切って歩いて行けるのは本当に便利。ロンドンの中心部にいながら緑の中を散歩し、その先にバッキンガム宮殿が現れるという道のりも、この日の楽しみのひとつでした。

10時10分ごろ到着。それでも宮殿前には人、人、人

私がバッキンガム宮殿に到着したのは、開始予定時刻の約50分前、午前10時10分ごろでした。

「これだけ早ければ、まだ空いているかも」と思っていたのですが、宮殿前にはすでにたくさんの人。世界中から観光客が集まる人気行事なのだと、あらためて実感しました。

人混みの中、同じONの靴を履いてる人いて勝手に親近感

私は正門に向かって左側の柵付近に場所を決めました。到着したときは前から数列目でしたが、待っているうちに前にいた方がどこかへ移動。ラッキーなことに、最終的には前から2列目で見ることができました。

無料で予約席もない衛兵交代式では、早く到着することに加え、ちょっとした運も必要なのかもしれません。

音楽が近づき、衛兵たちがやってきた

しばらく待っていると、遠くからバグパイプの演奏が聞こえてきました。

音が少しずつ近づき、やがて衛兵たちが、歩調をぴたりとそろえて姿を現します。

左側の柵の前に陣取った私の目の前に現れたのは、バグパイプを中心としたパイプバンド。バグパイプ特有の音色が宮殿前に響き、冬用のコートを着た衛兵さんたちが歩調をそろえて進む姿は、とても印象的でした。

バグパイプの音色は迫力ありました

一方、一般的によく写真で見る、金管楽器を中心とした軍楽隊——いわゆるブラスバンドの姿は、右側の柵の方だったため私の場所からはあまりよく見えませんでした。それでも、音楽だけはよく聞こえました。

少し遠めのブラスバンド

思いがけずバグパイプの演奏を間近で見られたことだけでも、うれしい驚きでした。

写真で見慣れていたはずなのに、実際に目の前で見ると、足音、楽器の音、制服の鮮やかさまで伝わってきます。「今、本当にロンドンにいるんだ」と実感した瞬間でした。

もふもふの帽子があったかそう
キリッとしててカッコいいです

実際に見て分かったこと

実際に体験して感じたのは、同じ衛兵交代式でも、季節や確保する場所によって見えるものが違うということです。冬ならではのコート姿、そして間近で聴いたバグパイプの音色は、私がその日に、その場所で見たからこそ残った思い出です。

衛兵交代式は見る場所によって楽しみ方が変わる、ということなのだと思います。宮殿前庭の儀式、衛兵の行進、軍楽隊——何を一番見たいかによって、選ぶ場所も変わります。

そして、早めに到着して場所を決めることの大切さです。無料でこれほどロンドンらしい伝統行事を見られるのですから、多少待つ時間があっても、見る価値は十分にありました。

ロンドンの兵隊さんのイメージどおり

60代一人旅で気をつけたいこと

トイレを済ませてから場所取りをする

一人旅では、場所を離れると同じ位置へ戻るのが難しくなります。場所取りを始める前に、トイレを済ませておくと安心です。トイレ事情も含めて、バッキンガム宮殿まで徒歩10分以内のシェラトン・グランド・ロンドン・パークレーンへの宿泊は大変おすすめです。

長時間立つ準備をする

待ち時間と式の時間を合わせると、長時間立つことになります。歩きやすい靴で出かけ、体調に合わせて無理をしないことが大切です。

それと、見たいYouTubeをホテルでオフラインに落としておくのはオススメです。始まるまで視聴していて良い時間潰しになりました。

防寒・雨対策を忘れずに

ロンドンの天気は変わりやすく、冬は待っている間に体が冷えます。私が訪れた日も2月だったため、ダウンコートを着て、日本から持参した使い捨てカイロを数個貼って出かけました。

約50分前に到着しても、式が終わるまで長い時間を屋外で過ごします。動かずに待っていると想像以上に冷えるため、冬に見学するなら少し大げさなくらいの防寒対策でちょうどよいと感じました。

雨天や悪天候では式が直前に中止されることもあるため、折りたたみ傘や雨具を準備し、当日の公式情報も確認しましょう。

貴重品は体の前で管理する

公式サイトでも、混雑時のスリに注意するよう呼びかけています。スマートフォンで撮影することに夢中になりすぎず、バッグや貴重品は体の前で管理するのがおすすめです。(冬でしたらコートの下へ)

写真だけでなく、自分の目でも見る

せっかくたくさん写真を撮れる場所に来ると、つい画面ばかり見てしまいます。

でも、軍楽隊の音や衛兵の足並み、宮殿前の空気まで含めて味わえるのは、その場にいるときだけ。何枚か撮ったら、一度スマートフォンを下ろして、自分の目で見る時間もつくるとよいと思います。

王室近衛騎兵連隊(Household Cavalry)

こんな人には特におすすめ

  • 初めてロンドンを訪れる人
  • 英国王室や歴史に興味がある人
  • ロンドンらしい写真を撮りたい人
  • 入場料をかけずに楽しめる観光を探している人
  • 軍楽隊やパレードが好きな人

反対に、人混みや長時間の立ち見が苦手な人は、宮殿正面の最前列にこだわらず、行進ルート沿いで見る方法も検討してみてください。

まとめ|無料でも、忘れられないロンドン体験に

バッキンガム宮殿の衛兵交代式は、ロンドンを代表する伝統行事です。

赤い制服の衛兵(冬はコート姿)、堂々とした行進、宮殿前に響く軍楽隊の演奏。それらを無料で見られるのは、旅行者にとってうれしい限りです。

ただし、毎日開催されるわけではなく、当日に変更・中止される場合もあります。日本を出発する前に公式カレンダーを確認し、当日の朝にも最新情報をチェック。そして、よい場所で見たいなら早めに到着する——この3つが大切です。

私にとっては、早めに出かけたことで前から2列目という幸運な場所に立てたこと、そして冬用のコート姿の衛兵とバグパイプの演奏を間近で見られたことが、いちばん心に残りました。

写真で知っていたロンドンが、音と動きを伴って目の前に現れた衛兵交代式。60代の一人旅だからこそ、焦らず早めに出かけ、じっくり味わいたいロンドン体験でした。

絶対におすすめするロンドン観光の一つです!ロンドンを訪れた際はぜひ体験してみてください。

参考にした公式情報

※開催日・時間・内容は変更されることがあります。記事公開前と旅行当日に、必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

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